新生TVR、新モデルのティーザー画像を発表

公開 : 2016.05.06 22:55  更新 : 2021.02.17 17:44

新生TVRが、とうとう新モデルのティーザー画像を公開した。2017年後半には、グリフィスの名で発売されるとわれわれは予想している。

405psを上回る出力、充分なミットレンジ・トルクを発生するコスワースV8を、パワートレインに採用。0-96km/h加速タイムは、4.0秒以内とされている。エントリーグレードの価格は、£65000(約1010万円)からと言うが、ローンチ・エディションについて同社オーナーのレス・エドガーは「£100000(約1555万円)以内」と明かしている。

また、エドガーは「コンバーチブルにも対応できるよう開発当初から設計を行った」としている。

生産方法については、ゴードン・マーレーによる革新的なカーボン・マニュファクチャリング・テクノロジー、iStreamカーボンを採用。プロダクション・モデルは、同社のサーキット・オブ・ウェールズ工場で製造される予定だ。なお、テスト車両もすでに存在し、1150kgという現実的な車重で試験を進めているという。

本日開幕するロンドン・モーターショーでは、フルサイズのクレイ・モデルが、観客をじらすようにカバーをかぶせて展示されている。それでも、これまでに報道されているスケッチ同様のサイド・プロフィールを確認できた。

そのクレイ・モデルの傍らには、1960年代に生産されたTVRグリフィス400が飾られている。新型についてTVRは、モデル名は未定としているが、往年のモデルの名称が候補に上がっているようだ。

スタイリングは、ゴードン・マーレー・デザインに配属されているTVRのメンバーが監修しており、車両開発および製造プロセスにも関わっている。このコラボレーションは、投資家の意向を反映したものだという。

クレイ・モデルは長いボンネットのキャブ・バックワード・プロフィールで、フロント・エンジンの後輪駆動であることを強調している。ボンネットは、過去のグリフィスよりもはるかに低められているのが特徴だ。

ボディは、フラットで滑らかな面構成を採用しており、グリル形状はまったく新しいデザインになっている。また、ルーフはダブル・バルジ構造になっていて、レース時にドライバーのヘルメットが収まるように工夫された。

新型モデルはウェールズの工場で生産される予定だ。ウェールズ政府はサーキット・オブ・ウェールズ工場について、財政補助は行わないとしているものの、建設は予定通り進んでいる。

AUTOCARでは来週中に新型TVRの詳細情報を発信する予定だ。


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