MGのSUVモデル、GSがロンドン・モーターショーでデビュー
公開 : 2016.05.06 22:45 更新 : 2017.06.01 01:31
MGのSUVモデル、MG GSが、6月の受注開始に先駆けて、ロンドン・モーターショーでアンヴェールされた。
パワートレインは、1.5ℓの4気筒ガソリン・ターボ・エンジンを採用。3種類のトリムのうちトップ・スペックがオートマティック仕様となる。
設定価格は6月に発表される予定だが、エントリー・プライスは 日産キャシュカイの£18,545(約290万円)を下回る見込みだ。
GSのスタイリングは、ディレクターのアンソニー・ウィリアムズ・ケニー監修のもと、同社の上海とロングブリッジのデザイン・チームのコラボレーションで進められた。
外観は、2013年のCSコンセプトを引き継ぐだけでなく、MG3、MG5、MG6といったごく最近導入されたMGファミリーと共通点も持っている。
キーとなるデザイン要素として、八角形のモーリス・ガレージのエンブレム、アグレッシブなツートーン・フロント・バンパー、台形ヘッドライト、ブラックアウトされたピラーなどが挙げられる。
ボディサイズは、全長4500 x 全幅1855 x 全高1675mmで、フォルクスワーゲン・ティグアンに比べ、73mm長く、46mmワイドで、8mm低いというディメンションだ。
中国で展開されるGSと英国仕様がどれほど異なるのか情報を得られていない。ただ、英国で撮影されたスパイショットを確認するかぎり、英国の道路事情にあわせたチューニングを適用しているようだ。
これまでの情報から、ベースとなるプラットフォームは、サンヨン・レクストンのものと考えられるが、MGはSAICとのパートナーシップで開発した新アーキテクチャだとしている。これはティグアンより46mm長い、2650mmのホイールベースを採用したものだ。
スペックについてMGは、1.5ℓエンジンの最高出力が170ps、25.4kg-mとしている。また、SAICの英国エンジニアリング部門は、自社開発の2.0ℓ4気筒ガソリン・ターボ・エンジンが220ps、35.7kg-mを発揮すると話している。
トランスミッションは、マニュアルと6速オートマティックを用意。FFと4WDを選ぶことができる。0-100km/h加速は8秒前後とされているが、燃費性能など他の情報は不明だ。
また、英国を含む一部のマーケットではディーゼルも用意され、他モデルに搭載される150ps、35.7kg-mの1.9ℓ4気筒ターボ・ディーゼルを採用するようだ。
アンヴェールの様子はページ末尾のムービーで確認できる。
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