アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ
公開 : 2016.05.11 23:50 更新 : 2017.05.29 18:24
大部分を高強度スチールで構成するプラットフォームはモジュラー形式を採用し、のちに追加予定のさらに大きなモデルにも流用可能。ドア、フェンダーはアルミ。クアドリフォリオのボンネットはカーボンとなっている。
前にダブルウィッシュボーン、後ろにはマルチリンク式のサスペンションを組み合わせ、サブフレームとシャシー・アームはアルミ製となる。ZFザックスの可変ダンパーは標準装備となるようだ。
2.9ℓツイン・ターボV6ガソリン・エンジンは、フェラーリが投入したばかりのV8ターボにインスパイアされている(決してコピーではない)とのこと。少なくとも構造そのものは、アルファ・オリジナルのものだそうだ。
ヘッドとブロックはアルミ製。バンク角は90度。オーバースクエアにこだわり、クランクシャフトはクロス-プレーン。直噴であり、気筒休止機構をもつこれは、7000rpmまで回り、520psと61.2kg-mを生みだす。
生みだされたパワーはカーボンファイバー製のプロペラシャフトと8速トルコンAT、さらに可変トルク・ベクトリング・リア・ドライブ・モジュール(両サイドに電制クラッチをもつ)を介して後輪に伝達される。
英国では諦めなければならないが、マニュアル・ギアボックスや4WDを選べるマーケットもある。カーボン・セラミック・ブレーキと軽量シートはオプション。既に軽量化が進んでいるが、さらに軽くなるというわけだ。