スズキ・バレーノ1.0ブースタージェット
公開 : 2016.05.11 23:40 更新 : 2017.05.29 18:41
■どんな感じ?
既にわれわれは、ビターラでスズキが ‘ブースタージェット’ と名付けるエンジンを試しているが、ビターラが1.4ℓだったのに対して、バレーノはより小さい1.0ℓを搭載している。最高出力は111psだ。
エンジンを掛けてみると、わずかなヴァイブレーションがキャビンに伝わるが、ダウンサイズした3気筒エンジンとしては一般的だ。走りだせばなめらかに回り、2000rpmから力強さを披露する。音は静かだ。
中回転域でモーターがアシストしていることはすぐにわかる。これがかなり効いている。レッド・ゾーンは6500rpmからはじまるが、5500rpmあたりからリミッターがやんわりと介入してくる。たとえば追い越し加速のときには驚かされることになるから要注意だ。
かなりハードにプッシュした際に、トリップ・コンピューターは15.9km/ℓの燃費を示していたため、18km/ℓ程度は簡単にクリアできるかもしれない。ちなみにハンドリングは、ドライバーを歓喜させる類ではない。