ミニ・クーパーSDクラブマンALL4
公開 : 2016.05.18 23:40 更新 : 2017.05.29 19:14
フロント・デフと同様の仕事をスタビリティ・プログラムも行う。コーナー内側の車輪にブレーキをかけ、なおかつ外輪に動力を伝えることでより大きなトラクションを生みだすというお馴染みのものだ。
ミニのエンジニアに聞くに、よりスポーティな後輪駆動車にちかい感覚を再現しようとしているらしい。
■どんな感じ?
4WDとエンジンの相性はとてもいい。クーパーSDは端的にいえばディーゼルのクーパーSなのだが、こちらの場合GPSの情報を頼りにシフト・ダウン/アップする8速オートマティックを組みあわせている。
ちなみに英国仕様の場合、クーパーSは6速マニュアル・ギアボックスが標準。ATはオプションとなる。
ランニング・コストや直進時の刹那的なパワーの得やすさを考えればディーゼルを選ぶのが賢明だろう。2000〜2500rpmにてピーク・トルクが立ちあがる。1500rpm以下と4000rpm以上がデッド・ゾーンとなるが、日常域では大きな問題にならないだろう。
キャラクターの独自性は希薄だが、4気筒エンジンにしてはなめらかに回るのもいい。アクセルを踏みこめば、それに比例して車内に割り込んでくるノイズは大きくなる。かといって、やる気が増すサウンドではない。