ボルボXC40コンセプトを公開

公開 : 2016.05.19 22:50  更新 : 2017.06.01 01:31

ボルボは、イエテボリで行なわれたスペシャル・イベントで、XC40コンセプトを公開した。

来年にはプロダクション・モデルとなるXC40は、ボルボの新しいモジュラーであるCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)を使用する最初のモデルだ。

このXC40コンセプトは40.1と呼ばれ、XC40のプロダクション・モデルと非常に密接したデザインであると予測される。ちなみに、同時に発表されたV40エレクトリック・コンセプトは40.2と呼ばれる。

XC40とV40共にCMAが使用されるが、このCMAは中国の親会社、ジーリーにも使用される予定だ。

この40.1は、3気筒ガソリン・ターボとモーターを組み合わせたハイブリッド・ユニットが搭載される。トランスミッションは7速のデュアル・クラッチで、駆動方式はFWDだ。ガソリン・エンジンのパワーは183psで、これに9.7kWhのモーターの75psが加わる。燃費とCO2排出量は明らかにされていないが、パワートレイン責任者のマイケル・フライスは、クラスをリードする値だとしている。

モーターはデュアル・クラッチ・トランスミッションの1つのシャフト、つまり2速、4速、6速、リバースに連結される。このシャフト1本で、ブーストを与えようというものだ。

XC40コンセプトは、XC90と類似したフロント・エンドのデザインを持ち、よりスポーツライクなサイド・プロフィールが与えらえる。シトロエンC4カクタスにも通じるデザインだ。

CMAに関してもR&D責任者、ピーター・マーテンスは、「SPAと同じぐらいモジュラー化したもので、SPAでの成功をCMAに移植した。つまり、フレキシビリティとモジュラリティに関してはSPAの弟ということができる。」とコメントしてる。

CMAはFWDだけでなく、4WDにも対応している。XC90 T8のような、後輪をモーターで動かす4WDも可能だという。



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