マクラーレン570GT
公開 : 2016.05.25 23:50 更新 : 2017.05.29 19:10
0-100km/h加速タイムと0-200km/hタイムはいずれもコンマ数秒ずつ570GTの方が増えている。オプションの内容にもよるが、車両重量は570Sよりも最大で40kg程度増すことになるそうだ。
重量が増えたぶんの内訳は、高級感の増したキャビン、標準のパノラミック・ガラス・ルーフ、サイドにヒンジをもつリア・デッキによるところが大きいだろう。
ちなみにこのリア・デッキを開けば、220ℓものレザー張りの荷室空間が広がる。もちろん従来のフロント・トランクも用意される。こちらは130ℓとなる。
メカニカルの部分で570GTと570Sを分かつのは、サスペンション、ステアリング、ギア比、パワートレインのわずかな調整である。スプリング・レートは前が15%、後ろが10%低められており、可変ダンパーも、よりコンフォートよりに仕立て直された。
ステアリング・ラックは10%程度おだやかにし、わずかに軽くなっているという。タイヤは570SがピレリPゼロ・コルサであったのに対し、570GTはPゼロ。ブレーキもカーボンではなくなり、高速道路の静粛性を意識した静かなマフラーを540Cから借り受けている。