BMW 2シリーズ・アクティブツアラーにi8の4WDシステムを投入
公開 : 2016.05.25 22:30 更新 : 2021.01.30 21:18
BMW 2シリーズ・アクティブツアラー・プラグイン・ハイブリッドに、i8のために開発された電動の4WDシステムが投入される。
新しいMPVは、3気筒ガソリン・エンジンとモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドとして今年デビューしたが、その4WDモデルとしてi8で開発された4WDシステムであるGKNドライブラインが移植されるというのだ。
このi8のeアクスルは、実は2シリーズのようなコンパクトなモデル向きであるという。というのも、システム全体で全幅229mm、全高259mm、そして重量が20.2kgと非常に小型軽量化が果たされているからだ。
i8のように2シリーズに移植されるeアクスルは、電力によって後輪を駆動し、4WDが必要でない時は、モーターをカットするというもの。i8と基本的に異なるのは、i8ではeアクスルがフロント・ホイールを駆動し、ガソリン・エンジンがリア・ホイールを駆動するのに対し、2シリーズ・アクティブツアラーではその逆、ガソリン・エンジンでフロント・ホイールを駆動し、eアクスルでリア・ホイールを駆動するということだ。ギアボックスを介さないために、従来のハイブリッドよりも効果的で効率的なのが特徴だ。
GKNはi8や2シリーズ・アクティブツアラーのためにeアクスル技術を開発しているが、この技術はポルシェ918スパイダー、ボルボ
XC90 T8、そしてフォード・フォーカスRSなどにも提供されている。