text & photo:Kazuto Toshishige (利重一人)
熱い日差しがまぶしい快晴の中、第3回Car&Bike三原が広島県三原市のJR三原駅前広場で開かれた。過去最大の参加車両を記録し、4輪車が79台、2輪車は70台が集まった。また観客もおよそ2,000人が来場し、イベントは終始大盛況だった。
会場には日本車の旧車を中心として、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、アメリカ等々各国のヒストリックカーが勢揃い。参加車はスポーツカーやセダンが中心だが、珍しいところではメルセデス・ベンツの多用途車であり、趣味的にも興味深いウニモグが参加した。
会場にスーパーカー・ブームの火付け役となったロータス・ヨーロッパが入場すると、たちまち人だかりができてしまう。しかし、本命はやはりランボルギーニ・カウンタック! 展示会場への入場時には、ギャラリーの熱い視線を一身に集めていた。
2輪車ではカワサキのZ系を始め、ハーレー・ダヴィッドソンや懐かしいスクーターのラビット、ホンダ・ピープルやモンキー等、大小の新旧さまざまな車種が集まった。またショップの展示には、程よいやれ具合が好ましいイギリスのBSAが佇んでいた。
このほか古着屋や雑貨、2輪車やさまざまな部品を販売するガレージセールが並び、このほか地元特産品の販売やケータリングも用意され、こちらも人気を集めていた。一方ステージでは演歌からロックまでの様々なジャンルのライブが行われ、クルマ好きのオーナーはもちろん、子供からご年配の方まで1日中楽しめるイベントとされていた。
主催者からは、クラシックカーで地元三原を盛り上げていくために、これからも精力的に活動を続けていきたい、と語ってくれた。
今回は会場の模様と主な参加車両をご紹介しよう。
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4輪車は日本車のヒストリックモデルを中心に79台が集まった。
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往年の360cc時代の軽自動車はスポーツモデルから商用車まで幅広く参加。
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今もファンの間で人気の高い27レビンと箱スカは会場の人気者。
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GTO、NSX、ビートルというアトランダムな展示が新たな魅力を発見。
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いすゞ117クーペは手作りタイプから最終型までが揃った。
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アメリカ車は良き時代のキャデラックからシボレー等様々なモデルが参加。
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最も人気を集めたのがランボルギーニ・カウンタック5000SQVだった。
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ロータス・ヨーロッパは、ホワイトのスペシャルが姿を見せた。
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ポルシェ勢は意外と少なく、このダークブルーの993カブリオレのみ。
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今や希少なアルファ75だが、素晴らしいコンディションの後期型を発見。
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マッスル時代の最後を飾ったフォード・マスタング・マッハ1。
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ブリティッシュ・スポーツの雄たるモーガン・プラス4は岡山から参加。
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フランス車は思いのほか少なく、このシトロエン2CVだけだった。
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多目的作業用トラックであるウニモグ406系は、来場者から大人気だった。
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こちらはただのチンクエチェントではなくフィアット・アバルト595!
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日本で昔から人気の高いADO16ことMG1100は良い雰囲気を漂わす。
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ブリティッシュ・スポーツサルーンの代表格といえるジャガーMk-IIも参加。
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さり気なく拘って乗られている素敵なフォルクスワーゲン・ビートル。
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富士重工が製作したスクーターであるラビットはS301が2台集まった。
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英車黄金期に送り出されたBSAゴールドスターは今も存在感高し。
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ホンダで短期間しか作られなかったモペットのピープルが姿を見せた。
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マツダの地元広島だけに、使い込まれて味のあるB360バンが展示された。
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マツダ・ルーチェ1500のベルトーネ・デザインの姿は今も魅力的だ。
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マツダを代表するオート3輪はT2000(左)とT1500が並べられた。
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希少な初代日産サニー1000のクーペ。しかもシングル・ナンバー付!
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こちらのトヨタ・パブリカ800デラックスは、岡5のシングル・ナンバー。
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ダイハツの軽3輪を代表するミゼットは後期型が2台やってきた。
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オリジナル度の高いS54Bプリンス・スカイライン2000GTを発見。
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ちゃんとホイールキャップのついたトヨタ・スポーツ800は今や貴重だ。
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ベレGの究極のモデルであるGTR。こちらも良くオリジナルを保つ。
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三菱ギャランGTOの中で、少数派の貴重なモデルといえる2000GSR。
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今や絶滅危惧種といえる2代目コロナ・マーク2は軽くカスタム化。
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最近見なくなった街の遊撃手は、三原駅前に出現。貴重なイルムシャー版。
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水島製作所が近いこともあり、超オリジナルの初代三菱ミニカが姿を見せた。
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ガレージセールや地元特産品の販売やケータリングは人気を集めていた。
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極めて貴重な三菱デボネアのパレード用オープンカーは注目を集めていた。