第3回 Car & Bike 三原

2016.05.22

text & photo:Kazuto Toshishige (利重一人)

 
熱い日差しがまぶしい快晴の中、第3回Car&Bike三原が広島県三原市のJR三原駅前広場で開かれた。過去最大の参加車両を記録し、4輪車が79台、2輪車は70台が集まった。また観客もおよそ2,000人が来場し、イベントは終始大盛況だった。

会場には日本車の旧車を中心として、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、アメリカ等々各国のヒストリックカーが勢揃い。参加車はスポーツカーやセダンが中心だが、珍しいところではメルセデス・ベンツの多用途車であり、趣味的にも興味深いウニモグが参加した。

会場にスーパーカー・ブームの火付け役となったロータス・ヨーロッパが入場すると、たちまち人だかりができてしまう。しかし、本命はやはりランボルギーニカウンタック! 展示会場への入場時には、ギャラリーの熱い視線を一身に集めていた。

2輪車ではカワサキのZ系を始め、ハーレー・ダヴィッドソンや懐かしいスクーターのラビット、ホンダ・ピープルやモンキー等、大小の新旧さまざまな車種が集まった。またショップの展示には、程よいやれ具合が好ましいイギリスのBSAが佇んでいた。

このほか古着屋や雑貨、2輪車やさまざまな部品を販売するガレージセールが並び、このほか地元特産品の販売やケータリングも用意され、こちらも人気を集めていた。一方ステージでは演歌からロックまでの様々なジャンルのライブが行われ、クルマ好きのオーナーはもちろん、子供からご年配の方まで1日中楽しめるイベントとされていた。

主催者からは、クラシックカーで地元三原を盛り上げていくために、これからも精力的に活動を続けていきたい、と語ってくれた。

今回は会場の模様と主な参加車両をご紹介しよう。

  • 4輪車は日本車のヒストリックモデルを中心に79台が集まった。

  • 往年の360cc時代の軽自動車はスポーツモデルから商用車まで幅広く参加。

  • 今もファンの間で人気の高い27レビンと箱スカは会場の人気者。

  • GTO、NSX、ビートルというアトランダムな展示が新たな魅力を発見。

  • いすゞ117クーペは手作りタイプから最終型までが揃った。

  • アメリカ車は良き時代のキャデラックからシボレー等様々なモデルが参加。

  • 最も人気を集めたのがランボルギーニ・カウンタック5000SQVだった。

  • ロータス・ヨーロッパは、ホワイトのスペシャルが姿を見せた。

  • ポルシェ勢は意外と少なく、このダークブルーの993カブリオレのみ。

  • 今や希少なアルファ75だが、素晴らしいコンディションの後期型を発見。

  • マッスル時代の最後を飾ったフォードマスタング・マッハ1。

  • ブリティッシュ・スポーツの雄たるモーガン・プラス4は岡山から参加。

  • フランス車は思いのほか少なく、このシトロエン2CVだけだった。

  • 多目的作業用トラックであるウニモグ406系は、来場者から大人気だった。

  • こちらはただのチンクエチェントではなくフィアットアバルト595!

  • 日本で昔から人気の高いADO16ことMG1100は良い雰囲気を漂わす。

  • ブリティッシュ・スポーツサルーンの代表格といえるジャガーMk-IIも参加。

  • さり気なく拘って乗られている素敵なフォルクスワーゲンビートル

  • 富士重工が製作したスクーターであるラビットはS301が2台集まった。

  • 英車黄金期に送り出されたBSAゴールドスターは今も存在感高し。

  • ホンダで短期間しか作られなかったモペットのピープルが姿を見せた。

  • マツダの地元広島だけに、使い込まれて味のあるB360バンが展示された。

  • マツダ・ルーチェ1500のベルトーネ・デザインの姿は今も魅力的だ。

  • マツダを代表するオート3輪はT2000(左)とT1500が並べられた。

  • 希少な初代日産サニー1000のクーペ。しかもシングル・ナンバー付!

  • こちらのトヨタ・パブリカ800デラックスは、岡5のシングル・ナンバー。

  • ダイハツの軽3輪を代表するミゼットは後期型が2台やってきた。

  • オリジナル度の高いS54Bプリンス・スカイライン2000GTを発見。

  • ちゃんとホイールキャップのついたトヨタ・スポーツ800は今や貴重だ。

  • ベレGの究極のモデルであるGTR。こちらも良くオリジナルを保つ。

  • 三菱ギャランGTOの中で、少数派の貴重なモデルといえる2000GSR。

  • 今や絶滅危惧種といえる2代目コロナ・マーク2は軽くカスタム化。

  • 最近見なくなった街の遊撃手は、三原駅前に出現。貴重なイルムシャー版。

  • 水島製作所が近いこともあり、超オリジナルの初代三菱ミニカが姿を見せた。

  • ガレージセールや地元特産品の販売やケータリングは人気を集めていた。

  • 極めて貴重な三菱デボネアのパレード用オープンカーは注目を集めていた。

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