ロールス・ロイス・ブラック・バッジ、日本初公開
2016.05.25
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、今年のジュネーブ・モーターショーで発表したレイス・ブラック・バッジを「Illuminate Your Senses」と題した顧客向け内覧会において、日本で初披露した。
このブラック・バッジは、若き成功者に向けたモデルで、ロールス・ロイスはブランドのアイコンに手を加え、ブランドに潜むダークな側面を強調したもの。近年、ロールス・ロイスのユーザー年齢も若返っていることもあり、そういった若い層にアピールする目的だ。日本では、ヤング・エグゼクティブが、夜中にふと湾岸道路を走りたくなったり、あるいはサーキットへの足に使うなどの想定をしているという。
ロールス・ロイス・モーター・カーズのデザイン・ディレクターであるジャイルズ・テイラーは、「ブラック・バッジ開発の過程で私たちが注力したのは、新しいお客様が抱える多様なニーズを満たすことでした。彼らは自分自身についてそれぞれ異なるイメージを持っており、それをアピールするためにロールス・ロイスにエンジニアリングの真の実質を求めました。その結果、ブラック・バッジ・スピリットは、入念に考慮された一連のデザイン要素によって、全体としてダーク調のラグジュアリーな精巧な作りをアピールする形になったのです。新しい素材のアクセントと新しい色調の組み合わせによって、日常生活の些細な課題にも声高にアプローチで対処するお客様のテイストに対応することにしました。」とコメントしている。
ブラック・バッジの最大の変更点は「フライング・レディー」に手が入れられたこと。デザイン、姿勢、素材はこれまで通りだが、、オーナーの影の一面を表現する高光沢ブラックとなった。同様に、ブラック・バッジのフロント・エンド、サイドパネル、そしてテールを飾るダブルRバッジが、配色が反転されてブラックを背景にしたシルバーとなったほか、フロント・グリルの縁や、トランク・リッドの仕上げのアクセント、ロワー・エア・インテークのアクセント、エキゾースト・パイプなどのクローム・サーフェスはダーク調に改められている。また、ホイールもコンポジット・カーボン・ファイバーと軽合金製となっている。
日本での発売は、今年中とアナウンスされている。