今回試すのは、2012年のディフェンダー90ハード・トップをベースとし、パワー増強を果たしている。ハンドブレーキは電子制御となり、スポーツ・サスペンション、防音材を追加。室内も高級感を増している。

■どんな感じ?

通常のディフェンダーの多くの部分がよくなっている。もちろん一般道のみならず、決してよくない路面も走ることができる。

内装はオレンジの挿し色が目立つ。レザーで覆われたセンター・トンネルには、電子制御のハンドブレーキ、スターター・ボタン、ATのギアレバーが並んでいる。

フロント・シートは一部がレザーだ。大部分はスウェードとなり、やはりここにもオレンジのステッチが。チルト、ハイト、ランバー・サポートを調整をできないことを考えれば、驚くほど快適である。テスト車の場合、後席にはシートが用意されない。荷室にはメタル・パーツが貼りつけられており、言い替えれば、そのぶん荷物を多く入れられるということになる。

スターター・ボタンを押してエンジンをかけると、継続的なジャダーが、2.2ℓTDCiディーゼル・エンジンを搭載していることを伝えてくる。