メルセデス・ベンツ、オープンモデル3車種を発表
2016.06.02
メルセデス・ベンツ日本は、Sクラス・カブリオレ、SL、SLCのオープンモデル3車種を発売した。
Sクラス・カブリオレ(写真上段)は、44年ぶりに復活するラグジュアリー・4シーター・オープンモデル。ソフトトップの操作はセンターコンソールのスイッチを使って行い、時速50km/h以下であれば、走行中でも約20秒で開閉が可能。ソフトトップを閉める際にはトランク内で自動展開するラゲッジカバーに格納され、荷物がソフトトップにより汚れることを防ぐ機構を備える。
ヘッドライトは、片側47個のスワロフスキー・クリスタルを組み込んだ専用LEDハイパフォーマンス・ヘッドライトを採用。丸みを持つ円柱状の30個のクリスタルをウインカーに、さらに17個のカットクリスタルをポジショニングライトに配置し、揺らめく炎のような表情を与えている。
また、フロントウインドウ上部のウインドディフレクターとドラフトストップから構成される「エアキャップ」を装備。オープン走行時には、空気の流れを上方に跳ね上げ、室内への風の巻き込みを低減する。
Sクラス・カブリオレの価格は、21,450,000円から34,170,000円。あわせて特別仕様車S63 4マティック・カブリオレ・エディション130(32,510,000)を、8台限定で販売する。
SL(写真中段)は、ルーフの開閉を走行速度が約40km/hまで行うことが可能(開閉開始は停車時のみ)。また、オープン操作時にはトランク内のカバーが自動で動き、いつでもワンアクションでバリオルーフを開閉できるようになった。
パワートレインについては、SL400が最新世代の3.0ℓV6直噴ツインターボエンジンにより、クラストップレベルの動力性能と環境性能を両立。SL400および550に9速オートマティックトランスミッションの9G-トロニックを採用した。
さらに今回、コーナリング時に車両がコーナー内側に傾くダイナミックカーブ機能を新規を搭載。ステレオマルチパーパス・カメラがコーナーを検知し、コーナー内側の車高を下げ、外側を持ち上げることで、自動的に瞬時に車両を制御する。
SLの価格は、12,650,000円から33,830,000円。
SLC(写真下段)は、ルーフフレームにマグネシウム合金を採用した伝統のバリオルーフを採用。バリオルーフの開閉は約20秒で行え、停車時に操作開始した場合でも、開閉動作は約40km/hまで継続され、交差点などでの一時的な停車を利用して開閉することができる。
また、スイッチを押すだけでルーフトップの透過率を瞬時に変更し、クリアモードとダークモードを自在に切り替えられるマジックスカイコントロール・パノラミックバリオルーフは、クリアモードでも紫外線や赤外線を効果的に遮断。オープン走行時に後方から巻き込む乱流を効果的に遮断する「エアガイド」をロールバー背面に装着する。
パワートレインは、SLC180とSLC180スポーツs、SLC200スポーツには第三世代の直噴システムであるBlueDIRECTエンジンを、AMG SLC 43には、3.0ℓV6ツインターボエンジンを搭載。全モデルが9G-トロニックを組み合わせる。
SLCの価格は、5,300,000円から9,700,000円。
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