メルセデス-AMG C63 Sカブリオレ
公開 : 2016.06.03 23:53 更新 : 2021.01.30 21:38
パワーは7速オートマティックとリアの電制ディファレンシャルを介して後輪へと伝わる。C63 Sにはスポーツ・エグゾーストが奢られ、ワイド・トレッドと相まって、怪しい空気を放っている。
■どんな感じ?
まずはスポーツ・エグゾーストから。AMGはどのような音を完成させたのだろう? 巷ではターボ加給が施されるエンジンは音を作りにくいと言われているが、なんのその。機関砲のような低く、けたたましい音がする。
パワー・デリバリー? これにも思わず舌なめずりしてしまう。もちろんラグはある。しかし2000rpmを超えると、そんなことは微塵も思い出せないほどの加速で、体をシートに食い込ませる。ミドル・レンジのパワー感は、思わず目眩がするほどだ。
だとするとじゃじゃ馬だろうか? 電気のスイッチみたく、パタパタと踏んだり離したりすれば、それはもちろん困った事態になるが、思慮深くじわりとアクセルを踏んでやれば、完璧なまでに従順である。