ポルシェ、718ケイマンの生産をツッフェンハウゼンにて開始
2016.06.06
つい先ごろ、718ボクスターの国内発表があったばかりだが、ポルシェは、ミッドシップエンジンスポーツクーペ、718ケイマンの生産をシュトゥットガルト本社工場において開始した。8月中旬までは、これまでミド・エンジン・スポーツ・クーペが生産されてきたオスナブリュックのフォルクスワーゲン工場での生産が継続される予定だ。
生産およびロジスティック担当取締役のアルブレヒト・ライモルドは「第3世代となるケイマンの生産開始は、非常に満足のいく形で実行に移されました。昨年末にニュー911、ついで今年の春にニュー718ボクスターに続いて、ツッフェンハウゼンのチームは、今回も見事に成功を収めました。顧客がスペシャルなポルシェの体験を得られるよう、当社の従業員が日々完璧に、情熱をもって仕事に取り組んでいることを改めて証明しています」とコメントしている。
ポルシェの本社工場でのすべての2ドアスポーツカーの生産台数は、8月までに1日あたり約240台にまで増強される予定。現在、ツッフェンハウゼンでは毎日220台以上が組立てられている。
2015年度、ボクスターおよびケイマンの販売台数は2万2663台(2014年度は2万3597台)。ライモルドは、「製品ライフサイクルに基づいて生産台数が自然に減少したのち、わたしたちはこの新世代ミド・エンジン・スポーツカーに大きな期待を寄せています」とも。
日本国内におけるニュー718ボクスターの導入は、2016年6月末からを予定。現在、718ケイマンと718ケイマンSの予約受注は2016年4月末より開始されている。