メルセデス・ベンツEクラス・エステートがデビュー
公開 : 2016.06.07 22:50 更新 : 2017.06.01 01:30
メルセデス・ベンツEクラス・エステートがデビューした。発売は7月からで、デリバリーは10月を予定している。もちろんライバルとなるのは、アウディA6アバント、BMW 5シリーズ・ツーリングだ。価格は、現行モデルのベストセラーであるE220dエステートの£36,660(570万円)からとなる。また、7シーター・バージョンも後から追加される予定だ。
新しいEクラス・エステートは、一回り小さいCクラス・エステートからデザイン・インスピレーションを受けており、前作に較べて流れるようなスタイルが特徴だ。フロント・エンドからフロント・ドアのリア・エンドまではサルーンと同じデザインだが、エステート化されたデザインの他、アルミニウム製のルーフ・レールが大きな特徴だ。また、現行モデルよりも全体的に丸くなったフォルムが採用される。
フロント・グリルはベーシック・モデルとエクスクルーシブ・モデルがクロームのトリートメントがなされたもので、アバンギャルト・トリムとAMGライン・トリムはグリル中央にスリー・ポインテッド・スターが配置されたスポーティなものとなる。
インテリアは、基本的にEクラス・サルーンと同様で、ブート・スペースは670ℓを誇る。これは、現行モデルよりも25ℓ小さくなっているが、アウディA6アバントよりは105ℓ、そしてBMW 5シリーズ・ツーリングよりも110ℓ大きい数値だ。リア・シートは20/40/20の分割可倒式で、リア・シートを倒した場合のブート・スペースは現行モデルよりも130ℓ少ない1,820ℓとなる。ブート・スペースには電動レバーでリア・シートの背もたれを倒すことが可能。但し、コンパートメントは完全にフラットにはならない。
全体的な荷室容量は縮小されたが、メルセデス・ベンツは新しいEクラス・エステートが実用性に関してはほとんど失ったものはないとコメントしている。また、リアのゲートは標準で電動となる。また、イージー・パック・テールゲートと呼ばれるワンタッチで開閉するゲートも標準だ。更に、リア・バンパー下で足を左右にアクションすることで開閉するハンズフリー・アクセスもオプションとして用意される。
現行モデルと同様に、リアのエア・サスペンションは標準となる。オートマチック・セルフ・レベリング機能を備え、最大荷室荷重は745kg、そして最大牽引能力は2100kgとなっている。また、オプションとなるトレーラー・ボールも最新のもので、電気的なコントロールが行われるという。
エンジンも基本的にEクラス・サルーンと同じものが用意される。基本的にはディーゼル3種類、ガソリン4種類が搭載される。ディーゼルはE200d用が2ℓ4気筒で150ps、E220d用が194ps、E350d用が3ℓV6で258ps。ガソリンは、E200用が2ℓ4気筒で184ps、E250用が211ps、E400 4マチック用が3.5ℓV6の333ps、そしてメルセデス-AMG E43 4マチックが3ℓV6の401psだ。