テスラ・モデルX

公開 : 2016.06.08 23:30  更新 : 2017.05.29 18:47

EVのSUV。サルーンのモデルSと同じくらいにすばらしいのか? ドイツで試してみる。

■どんなクルマ?

テスラはモデルSをもって、ラグジュアリーカー市場を大いにかき乱してきた。速さ、安いランニング・コスト、航続可能距離が人気の秘訣だ。ただ、サルーンは時代に取り残されつつある。主流はSUVになっている。

その回答として用意されたのが、モデルXだ。2013年にコンセプトがお目見えしてから3年。後席用の跳ねあげ式のドア、‘ファルコン・ウイング’ が災いしデビューが遅れたが、ようやく運転できるときがきた。

スケートボードのごときシャシーは、モデルSと共通。フロア下にぎっしりとバッテリー・パックが敷き詰められている。おかげで重心高が極めて低くなっており、これはSUVの車体にとって有利にはたらく。

どのモデルXも駆動方式は4WDとし、前後に置かれるモーターは、それぞれ前後ホイールを駆動する。P90Dはそれぞれが510pと263psを発揮するとされ、トータルの出力換算値は470psとなる。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事