BMW 320d Mスポーツ
公開 : 2016.06.14 23:40 更新 : 2017.05.23 10:23
■どんなクルマ?
BMW3シリーズに「新世代ディーゼル・エンジン」搭載のニューモデル、BMW320dが追加され、2016年5月に発売された。セダンとツーリングともに設定された新世代ディーゼル・エンジン搭載モデルは、従来より力を増し、安全装備も豊富になったのが特徴だ。
BMW320dセダン(512万円)に搭載されたのは、2ℓ直列4気筒ディーゼル・ユニット。コモンレール式の直噴タイプで、可変ジオメトリーのターボチャージャーが組み合わされて。パワーと効率をともに追求されている。同時に、アルミニウム合金製のクランクケースなど軽量化もはかられている。
新しくなった320dの特徴としては、モジュラータイプのエンジンが搭載されたことが最大のニュースである。最高出力が6ps(5kW)上がって190ps(140kW)に、最大トルクは2.0kg-m増えて40.8kg-mになった。背景には、より高性能なガソリンエンジン用オイルポンプ(容量可変制御式)を新たに採用したことがあげられる。加えて、コモンレールの燃料噴射圧を1800バールから2000バールに上げるとともに、1噴射工程での燃料噴射回数を最大5回から7回に増加させているのだ。
いっぽうで燃費は10%向上して21.4km/ℓ(JC08モード)とされている。従来の320dは高速など低負荷走行では実際に20km/ℓを超えることがあったので、掛け値ない数字だと思われる。