スコダ・オクタビアS 1.0 TSI
公開 : 2016.06.13 23:40 更新 : 2017.05.29 18:39
20年におけるオクタビアの歴史において、1.0ℓ3気筒ターボ・ガソリン・エンジンが搭載されたのは、このモデルがはじめてのことである。
■どんなクルマ?
英国の道をスコダ・オクタビアが初めて走ったのは、今から20年前のこと。チェコのプアなブランド、というパブリック・イメージをどう払拭するかに、スコダは文字どおり奮闘していた。
初代が市場投入されて以降、3世代にわたり、500万台が売れたあいだに、ベルリンの壁は砕け散り、スコダに少しずつ未来を見据える余裕ができはじめた。
5ドア・ハッチという珍しいボディ形態を核に、メーカーを前に押し進め、これからはじまる30年の時代を目前に、たくさんのあたらしいオプションとテクノロジーを新規投入しているのである。
4気筒の1.2ℓTSIを搭載する代わりに、あらたに設計しなおした1.0ℓTSIエンジンを採用することはつまり、フォルクスワーゲンやアウディ、ヴォグゾールやフォードなど、既に1.0ℓターボ・ガソリン・エンジンをライバルと真っ向勝負することを意味するのである。