ワイヤレス・フォン・チャージャー、インフォテインメント・システムへの自動接続がSEグレードにさえ組み合わされるだけでなく、傘の装備やパッセンジャー・シートのためのストレージも忘れられていない。

■どんな感じ?

実用的かつ有効なパッケージング。ガラガラと唸るディーゼル・ユニットではなく、小さく元気のいいターボ・ガソリン・エンジンを搭載している。

1.0ℓ3気筒は、フォルクスワーゲン・ゴルフTSIブルモーションやアウディA3のエントリー・グレードと共通する部分が多く、単体重量は78kg。アウトプットのピークは115psと20.5kg-mとなっている。

エンジンはオクタビアを若返らせ、鋭い反応は周りの流れにたやすくついていける手助けをしている。6速マニュアル、7速デュアル・クラッチ(有償のオプション)ともに、クルーズのノイズは小さくしている。市街地では、自然とミドル・レンジをキープするようになるだろう。これが低回転域で加速を稼ぐ1.6ℓTDIディーゼルとは異なる点である。