スコダ・オクタビアS 1.0 TSI
公開 : 2016.06.13 23:40 更新 : 2017.05.29 18:39
アクセル・ペダルを強く踏むとエンジンの発する音量は増し、振動はギアレバーを通じてキャビンに侵入してくる。バランスを最適化しているものの、やはり3気筒ならではの欠点は認めざるをえない。
ほかのグレードと同様、乗り心地も落ちつかない。悪路になればなるほど車体は上下に細かく揺さぶられ、凹みを踏んだ直後に再び凹みを踏むと、足元はたちまちクラッシュしはじめるのである。
キャビンは、ほかのラインナップとまったく同じであり、端的にいえば ‘ありふれた’ デザインだが、組みつけの精度は高く、扱いやすい類である。
1.0ℓ3気筒エンジンを組みあわせることができるのは、エントリー・グレードであるSと、そのひとつ上のSEのみ。前者にはマニュアル・エアコン、16インチ・アロイ・ホイール、ヒーターつきドア・ミラー(折りたたみ式)、5.0インチのインフォテインメント(DAB/ブルートゥース)、ヒル・スタート・コントロールが備わる。SEはこれらに加えて、デュアル・ゾーン・エアコン、リア・パーキング・センサー、ランバー・サポート(前席両方)、フル電動ウインドウが備わっている。