ルノー・クリオ、フェイスリフト
公開 : 2016.06.14 22:10 更新 : 2017.06.01 01:30
ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)にフェイスリフトが施された。ライバルのフォード・フィエスタとヴォグゾール・コルサが10月から英国で発売されるが、それを受けて立つカタチとなる。また、アップデートされたホット・バージョン、クリオRSも直後に発売される予定だ。
第4世代のクリオは、2012年に発表されたモデルで、第5世代は2018年に登場するスケジュール。従って、このフェイスリフトは、現行クリオにとって最後のフェイスリフトとなろう。
エクステリアでの変化は極く僅か。このクラスで最もスマートと称されるクリオであるから、そのイメージを変えるような変更はされないのは当然と思われる。新しいLEDヘッドランプと、その幅を強調するような新しいフロント・グリル、そしてリプロファイルされたリア・バンパーなどに留まる。そのフロント部分は、先月スパイショットでも紹介した最新のメガーヌに共通するようなデザイン処理がなされている。
また、インテリア・デザインも殆ど変わっていない。しかし、その材質は、メガーヌやタリスマンのキャビンに使用されるハイクラスな素材が使用されている。特に、新しいクロム・トリムと、よりソフト・タッチなプラスティックが使用されている。
インフォテインメント・システムは3種類。エントリー・モデルは、スマートフォンとの連携ができるR & Goだ。上位のR-リンク・エボリューションとメディア・ナビ・エボリューションは、センターにあるタッチ・スクリーン・ディスプレイを備えたナビゲーション・システムが標準となる。
また、フロントのパーキング・センサーとバック・カメラを備える他、最上級モデルはオートマチック・パーキング・ファンクションを備える。
エンジンはすべて持ち越しとなるが、1.5ℓのディーゼル・エンジンに109psバージョンが追加され、ガソリン・エンジンのTCe120には6速マニュアルが選べるようになった。
価格はまだ発表されていないが、現行の£11,145(168万円)からというものに大差はなく、高くとも£11,500(174万円)からとなるだろう。しかし、この価格は、フォード・フィエスタの£10,345(156万円)、ヴォグゾール・コルサの£9,595(145万円)よりも高めの設定だ。
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