マセラティ・クアトロポルテ、フェイスリフト
公開 : 2016.06.15 22:20 更新 : 2017.06.01 01:30
マセラティ・クアトロポルテが2016年モデルとしてフェイスリフトした。この2016年モデルは、アップデートされたエクステリア、より効率的なブースティング・フューチャー、そして最新のインカー・テクノロジーが採用されている。
エクステリアの変更は少なく、リスタイルされたバンバー、バーチカル・クローム・スラットを持つより角ばったフロント・グリルと、マット・ブラックのボディ・トリムなどが変更箇所だ。
インテリアは、8.4インチのタッチ・スクリーンを持つロータリー・ノブを持つインフォテインメント・システムが新たに与えられている。マセラティは、このシステムを採用したことで、キャビンからボタンを削減することに成功し、ぐっと洗練されたルックスになったという。また、この新しいインフォテインメント・システムはApple CarPlayやAndroid Autoとの接続も可能だ。
エンジンは、3.0ℓV6のガソリンとディーゼル、そして3.8ℓV8のガソリンだが、直線のパフォーマンスの向上と、燃焼効率の向上が果たされているという。主にその要因は、新たに採用されたフロント・グリルの電気シャッターのお陰だ。この電気シャッターは、10%ほど空力的性能をアップするという。
3.0ℓV6のガソリン・エンジンは、20psアップされた350psとなり、0-100km/h加速は従来の5.6秒から5.5秒に短縮されている。
トップ・モデルの3.8ℓV8は、530psのままだが、エアロダイナミクスの向上によって最高速度が311km/hにアップしている。
最も効率的な3.0ℓV6ディーゼルに関しては、燃焼効率の向上が謳われるが、実際の数字はまだ発表されていない。
これらすべてのエンジンは8速ギアボックスと組み合わせられる。
安全装備としては、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・デパーチャー・ワーニング、ブレーキ・アシストの付いたコリジョン・ワーニング、自動エマージェンシー・ブレーキなどが装備される。また、サラウンド・カメラもオプション・パッケージとして採用される。更に、キャビンに入る空気をクリアにするインテリジェント・フィルター・システムも装備されている。