フォルクスワーゲン、2025年に2〜300万台のEV生産計画

公開 : 2016.06.17 04:10  更新 : 2017.12.14 12:31

フォルクスワーゲンは2025年までに年間2〜300万台のEVを生産する計画だと、フォルクスワーゲン・グループのCEO、マティアス・ミューラーが発言した。この2〜300万台という数は、フォルクスワーゲンの工場を出るクルマの4台に1台がEVとなる計算である。

この発言は、6月16日の朝に行なわれたフォルクスワーゲンの “ストラテジー2025” でされたもの。また同時に現在340あるモデルの大幅な削減や、12個あるアーキテクチャーを4つまで減らす計画も明らかにされた。アーキテクチャーは、最終的にはスモール、ミディアム、プレミアム、スポーツカーの4つに整理されるという。

更に、完全自動運転のクルマのリリース時期を2021年とした。

EVに関しては、現在バッテリーを内製するかどうかに関して検討中であるともした。フォルクスワーゲンのEV計画が軌道に乗れば、年間150ギガWhのバッテリーが必要になるということだ。

加えて、主にアジア市場の話となるが、ローカル・パートナーと組んで廉価モデルをリリースしていく計画も明らかにしている。

この他、経理を削減して研究開発部門への支出を全体の6%に抑えたいということや、グループ全体の売上利益率を2015年の6%から2025年までに7〜8%に引き上げること、そして自動車部門に於ける収益を昨年の13.8%から2025年には15%前後としたいという将来の展望が語られた。

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