メルセデス-AMG E63、最新スクープ
公開 : 2016.06.18 04:50 更新 : 2017.06.01 01:29
今年の10月にデビューが予定されているメルセデス-AMG E63のテスト風景をキャッチした。
通常のEクラスに対して、マッシブなボディ/トリートメントが与えられ、アグレッシブなバンパーやクワッド・エグゾーストも見て取れる。
今回キャッチした写真では、インテリアには330km/hスケールのスピード・メーターが配置されていることは分かっているが、その他のディスプレイは現行Eクラスとそう大差ないことが分かっている。
この写真は、ジャーマン・カー・フォーラムというサイトに投稿されたものだが、このサイトでは今年のはじめに1このスーパー・サルーンのパフォーマンスが明らかにしている。
その情報によると、E63のS仕様は、4.0ℓV8ツインターボ・エンジンから611ps、86.7kg-mを発揮。対する標準仕様は571ps、76.5kg-mとなっている。
以前より話に出ていた608psを超えるエンジンという情報を裏付けるもので、アウディR6およびBMW M6という600psを発揮するライバルよりも、高いパフォーマンスを得ることが確実になった。なお、この2016年モデルのAMG E63に搭載されるエンジンは、AMG GTのドライサンプ・ユニット(517ps)のウェットサンプ版である。
今回の情報では走行性能も明らかにされており、E63は0-100km/h加速が3.7秒、E63 Sは3.5秒となっている。最高速度はリミッターにより250km/hに制限されているが、オーナーの要望に応じて高めることもできる。欧州複合燃費は、ともに11.8km/ℓとされている。
メルセデスはリークされた情報についてコメントを控えているが、関係者は掲載された内容は本物だと確信している。
新型のE63は、現行モデルより軽量化されるものとみられ、9速オートマティックを採用する最初のAMGモデルとなる。リークされたドキュメントにも、9速MCTギアボックスと明記されており、これを裏付ける内容となっている。また、エア・サスペンションによる車体制御も搭載するようだ。
メルセデス-AMGのトビアス・ムアースCEOは、AUTOCARの取材に対し、Eクラスのパフォーマンス・モデルはすべてのマーケットで4輪駆動のみの展開になるとしており、「それでも心配はいりません。依然として、ドリフトを始め、皆さんの大好きな “イカした” パフォーマンスはこれまで通り味わえます」とコメントしている。
次期メルセデス-AMG E63は、10月のパリ・モーターショーで公開予定のため、車両の画像はわれわれのスパイショットのみとなる。英国へのデリバリーは2017年を予定している。