メルセデス-AMG SLC43
公開 : 2016.06.20 05:50 更新 : 2017.05.23 16:42
AMGの名のつくSLCは、かつてのV8ユニットがV6にすり替えられた。パフォーマンスは健在だが、パッケージに関しては依然として不満あり。
■どんなクルマ?
切断、あるいは軽量化、というオペレーションは、このご時世において軽視できるものではない。ポルシェだって、新型ボクスターはシリンダーが2本削ぎ落とされているのだから。
かつてのメルセデス・ベンツSLK55も自然吸気のV8エンジンが廃止された。代わりに3.0ℓV6ビターボ・エンジンが搭載され、モデル名も ‘メルセデス-AMG SLC43’ に改められている。
しかしそれでも、SLC43のエンジンは六重奏を奏でる。トルクが増し、車重は減った。ギアボックスは9速を備える。排気量こそ小さくなったが、0-100km/hタイムは先代より0.1秒遅くなったに留まっている。