MG5 1.5 ラグジュアリー
公開 : 2012.11.03 11:42 更新 : 2017.05.29 18:08
■どんなクルマ?
MG5の最初のコンセプト・モデルは2011年の上海モーターショーで公開された。それは、その会場のスターであり、国内のメディアも、外国のメディアもSAICから発売されるだろうホット・ハッチを見ようとMGのスタンドに押しかけたものだった。
しかし、残念なことにコンセプト・モデルとプロダクション・モデルとは異なるデザインが異なる。そのフロント・エンドは他のMGと同じコンセプトで整形され、サイドビューもMG3やMG6のようなスポーティでクリーンなプロファイルを持つ。しかし、リア・スタイルはコンセプト・モデルのスリークなものから変更され、他の部分と合わないデザインが採用されてしまったのだ。これはハードなMGファンには受け入れがたいものかもしれない。
■どんな感じ?
その一方で、MG5のインテリアは、エクステリアで受けた嫌な気持ちを一新してくれる。比較的安い車両価格にもかかわらず、どっしりとしたプラスティックがドアの内側にも、またダッシュボードにも使われており、更にセンスの良いクロームの飾りも付けられている。MG6がそのプラスティック・クオリティに関しては評判が悪かったことに較べると、大きな進歩だ。
コントロールは、ダッシュボードと同じ上部なプラスティック製で、すべてが手の届くコントローラブルな一に配置される。唯一問題があるのは、オートマティック・ギアレバーがやや高い位置にあることだ。
トップグレードの2モデルに装備される本革のシートは非常に快適で、1クラス上の感じがする。下位モデルは布製のシートとなるが、共にリアのレッグスペースも充分だ。
SAICは、ロエベに採用しているインカネットと呼ばれるAndroidベースの情報エンタテイメント・システムをこのMG5にも採用した。また、iPhoneのSiriが劣化したようなiボルカとネーミングされた音声コミュニケーション・システムも備える。ちなみに、このMG5にはCDプレイヤーがない。AUX入力、SDカード、そして3.5mmのジャックが付けられているのみだ。そのボリューム・コントロールはステアリング・ホイールのコントロールで可能だ。
SAICは、そのインテリアに先端技術を詰め込んできたが、その一方でエンジンとギアボックスはローテクそのものだ。108bhp、13.8kg-mのパワー、トルクを発揮する1.5リッターのVTiエンジンと4速オートマティック・ギアボックスの組み合わせは、このクルマには不適切としかいいようがない。MGは5速マニュアルであれば、もっと良い状態になるとコメントしている。
ハンドリングは現代的で、コーナーでも確かな足という感じがある。しかし、リアのトーション・ビームに起因しているのだろうか、ボディ・ロールは少しばかり大きかった。
■「買い」か?
今、現時点ではこのMG5を買うことはできない。英国で販売される時には、135bhp、20.3kg-mの新しい1.5Tエンジンが搭載され、4速オートマティックはGMと共同開発されているデュアル・クラッチに変更される予定だ。
(アッシュ・サトクリフ)
MG5 1.5 ラグジュアリー
価格 | 12,800ポンド(165万円) |
最高速度 | 169km/h |
0-100km/h加速 | NA |
燃費 | 18.2km/l |
CO2排出量 | NA |
乾燥重量 | 1300kg |
エンジン | 直列4気筒1500cc |
最高出力 | 108bhp |
最大トルク | 13.8kg-m |
ギアボックス | 4速オートマティック |