スコダ、EV SUVの生産を検討中

公開 : 2016.06.24 04:20  更新 : 2017.06.01 01:29

新設計のフォルクスワーゲン・グループのEV用のMEBプラットフォームを使用するEVモデルをスコダは2020年にリリースする予定だ。

スコダのエンジニアリング・チームは、フォルクスワーゲン・グループのバッテリー・エレクトリック・テクノロジー・チームの一員である。このチームは、482km以上の航続距離と15分以下のチャージ・タイム、そして現行の内燃期間モデルよりも低いコストを目標にEVを開発している。

「グループは、新しいEVプラットフォームに取り組んでおり、われわれスコダもその一員に構成されている。」とスコダのチェアマン、ベルンハルド・マイアーは、最近AUTOCARに話してくれた。

「EVに代わるモデルは考えられない。だからわれわれはそれに取り組んでいる。」とも語っている。

既存のモデルをベースにするのではなく、EV専用の新型車を作るという決定について、スコダUKのブランド・ディレクターであるダンカン・モッバサーニは、「EV専用のプラットフォームを使用するほうが簡単だ。」とし、「将来的にはEVよりも高価になるガソリンやディーゼル・モデルに対抗できる、SUVのようなプレミアム・モデルを生産することは非常に意味のあることだ。」とも語っている。

MEBアーキテクチャーは、EV専用のものとして、今年1月、ラスベガスで開催されたカスタマー・エレクトロニクス・ショーでフォルクスワーゲン・バド-eのプラットフォームとして初めて公開された。バッテリーをフラットなフロアにサンドウィッチ構造で搭載するもので、ジュネーブ・モーターショーで発表されたスコダ・ビジョンSプラグイン・ハイブリッド・コンセプトに用いられたものと非常に似ている。プラットフォームの中央にバッテリーを搭載することで、スコダはサード・シートを持たせることに成功している。従来のハイブリッドSUVは、ブートスペースにバッテリーを搭載するため、どうしてもサード・シートを持たせることは出来なかったのだ。

この他、マイヤーは、ファビアやオクタビアにEVモデルを設定するかどうかということも近い将来決定するだろうと語っていた。

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