アルピナB4ビターボ・コンバーチブル
公開 : 2016.06.24 05:50 更新 : 2017.05.29 18:24
■どんな感じ?
M4クーペとB4ビターボ・コンバーチブルを比べると、後者の方が43kg重い。Mディビジョンが軽量化に執念を燃やしているからだ。これがコンバーチブル同士になるとメタル・ルーフが共通のため差は小さくなる。ちなみにB4ビターボ・クーペの車重は1615kg、B4ビターボ・コンバーチブルは1840kgだ。参考までに。
いざ一般道でコーナーに飛びこむとB4クーペとB4コンバーチブルのあいだに悪い意味での差を感じる。
B4クーペは安定感があり、乗り心地もなめらかなのだが、コンバーチブルは安定しない。ボディをクーペほどうまくコントロールしづらいのだ。
車重が増えたことと、重心高が高くなったことが明確な理由だ。特にリア・クオーターから重さを感じる。ハンドリングを優先させるのならばクーペの方がいい。
しかし4シーターのオープン・トップとしては相変わらずかなりの速さといえる。ハンドルを切ればうっとりするほどなめらかに向きを変えるし、ストレートでもドイツ車特有の安定感がある。