スバル・レヴォーグ1.6STIスポーツ・アイサイト
公開 : 2016.07.01 05:50 更新 : 2017.05.29 18:41
レヴォーグSTIスポーツの見所は、カタログ・モデルなのにSTIとの共同開発によるビルシュタインのダンパーが奢られていることだ。スプリングも専用となる。外観は空力を意識したフロント・バンパーでより精悍に。もちろん、18インチのアルミ・ホイール、大径マフラー・カッターなども専用だ。内装ではボルドー色をテーマ・カラーとして、赤いスティッチやメーター内部を赤いリングで飾るなどしている。
“More Quality, More Sporty” をキイワードに、カスタマイズ志向層から輸入車志向層までの取り込みを狙う。発売は7月21日からで、価格は1.6 STIスポーツが3,488,400円、2.0が3,942,000円。そう、レヴォーグSTIスポーツには1.6ℓターボと2.0ℓターボの設定があるのだ。
■どんな感じ?
今回の試乗会は富士スピードウェイの外周路とショートコースを各4周程度という限られた条件だった。その限られた中で1.6と2.0の両方を試した。日常使いであれば1.6の方が乗りやすくてベター、2.0は飛ばし屋の全開キング向け、であった。2台の性格づけはメーカー自身も自覚している。
1.6ℓフラット4ターボが最高出力170ps/4800-5600rpm、最大トルク25.5kg-m/1800-4800rpmなのに対して、2.0ℓターボはなんと300ps/5600rpmと40.8kg-m/2000-4800rpmを絞り出す。2.0はパワー出しすぎで、日常領域で少々違和感がある。トランスミッションはどちらもCVTながら、2.0はアクセルオフでも加速するようなフィールがある。1.6に比べ、パワーの変動が大きすぎるために、こんな印象を与えるのだろう。