スバル・レヴォーグ1.6STIスポーツ・アイサイト
公開 : 2016.07.01 05:50 更新 : 2017.05.29 18:41
乗り心地はどちらも245/45R18で同じ。足回りも同じセッティングと思われる。荒れた路面だと、低速でコツコツというショックを感じる。あら〜なんでこんなに硬いの。ビルシュタインなのに……と思ってしまった私でしたが、浅はかであった。
ショートコースを走ってみると、素晴らしい乗り心地なのだ、どちらも。それは路面がいいからでしょ、と私は思っていた。でも、よくよく考えてみると、縁石に乗っけてもまったくガタピシ言わず、この縁石がまた洗濯板みたいに波打っているのに平然と通過する。
アウトバーンを快適に走らせることを念頭に開発した、とSTIの担当主査はいう。フロントに採用したビルシュタインのダンプマティックIIという仕掛けが活躍しているらしい。
1.6でも十分なパワーだけれど、2.0は十分以上のパワーを持つ。当たり前ながら、ショートコースを走った実感として申し上げたい。1.6のSI-DRIVEが2モードであるのに対して、2.0は3モードある。CVTを8速クロスレシオで変速制御するS♯(スポーツ・シャープ)モードが左の上りコーナーを苦もなく駆け登らせる。
2.0はしかもフルタイム4WDの前後トルク配分を前45:後ろ55と後輪駆動寄りに配分する。これにより、よりスポーティなハンドリングを得ているのだ。