アウディA3コンバーチブル1.4 TSFI

公開 : 2016.07.01 05:30  更新 : 2017.05.29 18:13

4気筒のうち2気筒を休ませるシステムも備わっており、これはガソリン消費を抑えるのに一役買っている。7速オートマティックは、最高にスムーズではないにせよ素早い変速を行ってくれる。

幌を閉じた状態だと風切り音が目立ち、タイヤ・ノイズも室内で存在感を放っている。またリア・ウインドウが小ぶりなため直後のクルマの動きには気を使いつづけることになる。前席の間にあるスイッチを押せば幌は18秒という長い時間を要しながらトランクに畳まれる。

幌を開けた状態で、窓を上げていても髪や顔に風邪が当たるものの、£300(4万1千円)のウインド・ディフレクターを装着すれば風の巻き込みの多くを防げる。

■「買い」か?

アウディは以前からのA3コンバーチブルで見出した ‘勝利の方程式’ を大きく弄ることをせず、控えめなスタイル変更と標準装備の拡充、セーフティ・キットの追加を行ったが、運転好きの心をかっさらうような魅力は相変わらず希薄。エンジンの洗練性とギアボックスに関しても幻滅する点が多い。2シリーズ・コンバーチブルの方が運転しやすく、仮にリア・シートが必要ないのであれば、アウディTTを検討する方がいい。


アウディA3コンバーチブル1.4 TSFI CoD Sライン Sトロニック

価格 £32,125(439万円)
最高速度 222km/h
0-100km/h加速 8.9秒
燃費 19.6km/ℓ
CO2排出量 119g/km
乾燥重量 1470kg
エンジン 直列4気筒1395ccターボ
最高出力 150ps
最大トルク 25.4kg-m
ギアボックス 7速オートマティック


▶ 海外初試乗 / アウディA3スポーツバック2.0 TDI
▶ 海外初試乗 / アウディA3スポーツバック2.0 TDI
▶ 海外初試乗 / アウディA3スポーツバック2.0 TFSI

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事