フォード・マスタング・サットンCS700

公開 : 2016.07.04 05:50  更新 : 2017.05.29 18:53

英国内のショップが独自にチューンしたマスタングV8は、驚くほど速く、ドラマティックだが、公道を走らせて乗り心地を冷静に見る必要がある。

■どんなクルマ?

ロンドンをベースとするクライヴ・サットンというショップが独自に展開しているサットン・ビスポークというブランドがあり、同社の最新モデルがこのサットン・マスタングV8をチューンしたCS700である。

416psのマスタングV8をドライブしたあと「とても素晴らしいけど、もっとパワフルなものはありませんか?」と、もしあなたがお店に問い合わせたとしたら、このクルマが適役だといえよう。

事実、英国で展開されるフォードのモデル群には、‘もっとパワフルなもの’ はなく、シェルビーGT350やGT350Rの英国内への輸入プランもないのが現状だ。よってこのクルマは実にありがたい存在なのだ。

GT350Rの最高出力は533psであるのに対し、サットンCS700は710psもの大パワーを発揮。

カリフォルニアを拠点とするウィップル・インダストリーズというメーカーの加給器を取りつけたことと、あらたに開発した4本出しエグゾースト・システム、より大きくなったスロットル・ボディとカーボン製インダクション・プレナムによるところが大きい。

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