ルノー、新型SUVクーペを計画中か

公開 : 2016.07.05 04:45  更新 : 2017.06.01 01:28

ルノーは、クロスオーバーSUVの次にブレイクするカテゴリーに狙いを定め、着々と準備を進めている。

彼らが考えるのは、車高が高くても滑らかなスタイリングを持つ5ドア・クーペである。われわれが得た情報では、デザイン・チーフのローレンス・ヴァン・デン・アッカ―監修のもと、今後数年のうちに発表するコンセプトには、こうしたモデルが含まれるようだ。

2015年のフランクフルト・モーターショーで公開されたマツダ・コエルは、スポーティで伸びやかな低いプロポーションのSUVであった。ルノーのデザイナー陣はすっかりこのモデルに心を奪われたという。

ルノーでは、キャプチャーおよびカジャールをベースとして、そうしたコンセプトを実現すると考えるのが妥当だが、ひと回り大きなカジャールの方が都合がいいだろう。そして、そのスタイリングは、BMW X4やX6よりもさらにスリークなクロスオーバー・クーペになると思われる。堅牢で安全なクロスオーバーでありながら、クーペの美しさを提供したいというのがルノーの考えだ。

今秋のパリ・モーターショーではルノーからスポーティ・モデルやエレクトリック・パワートレインのコンセプトが発表される可能性もある。しかし、クロスオーバー・クーペこそ本命だ。なぜなら、彼らは、キャプチャー、カジャール、コレオスなどで成功を収めたし、欧州ではSUVの人気が今なお飛び抜けているのだから。

日産がSUVのセグメントにおいて、キャシュカイジュークというヒット作を生み出したように、ルノーも革新的なベストセラー・モデルを作り出そうとしているのだ。


▶モーターショー / マツダ・コエル

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