今回われわれが連れ立ったのは、6気筒ディーゼル・エンジンを搭載したモデル。ウェールズ南方の、峠道や一般道、モーターウェイをミックスしたルートで走らせ、はっきりと勝敗を決めようと考えている。

数週間前に、われわれAUTOCARが4気筒エンジンを搭載したF-ペースをテストした際、実はF-ペースを2位とした。その際の1位はランドローバー・ディスカバリー・スポーツだった。その理由は燃費だった。

しかしながら、ハンドリングだけを見れば、ディスカバリーよりF-ペースの方が優れている。運転好きのドライバーにとって、F-ペースはデフォルト・チョイスになることをそのページでも書いているほどである。

同時にF-ペースは、BMW X3、ボルボXC60、メルセデス・ベンツGLCが所属する同カテゴリーのランキングを引っ掻き回した。ほかのモデルに対しても、少なからぬ影響力があるクルマなのである。

ジャガーF-ペース3.0dの価格は£5,1450(702万円)。V型6気筒ディーゼルは300psを発揮する。対するマカンSディーゼルは£45,942(627万円)。同じくV型6気筒ディーゼルは259psを発揮する。

排気量、加給方法、最高速度、公表燃費、圧縮比、車重、CO2排出量……、それぞれの数値を見比べても、F-ペースがマカンを見据えたことは明らかである。