ポルシェ718ケイマンS
公開 : 2016.07.11 05:55 更新 : 2017.05.29 19:04
スプリングとダンパー・レートが718専用に設計し直されているのは、従来の6気筒よりも重心高が低まっているからだ(従来の車重が1415kg、718が1430kg)。
718ケイマンSのユニットは3.4ℓフラット6から2.5ℓフラット4ターボに、718ケイマンは2.7ℓフラット6から2.0ℓフラット4ターボへと小さくなっている。
718ケイマンSの場合、0.9ℓ排気量が小さくなるが、ブースト・アップが施されたことで最高出力は25psアップの350psに至り、わずか1900rpmから42.9kg-mものトルクをを発揮するようになった。
■どんな感じ?
2500rpmではターボ・ラグが看取されるものの、あまりエンジンを回さずともスピードを積みあげられる点とステアリングがクイックであることから、どのような乗り方でも718シリーズ特有の活気を感じられる。
音そのものの迫力も希薄であるがジャガーF-タイプに比べると敏しょう性は高く感じられるうえ、ロータス・エヴォーラよりも一体感が高い。ただし神経質なところはない。トヨタGT86やスバルBRZよりも速くてシリアスである点も718ケイマンに好感をもてる要素だ。