フェラーリ・カリフォルニアTハンドリング・スペチアーレ
公開 : 2016.07.13 05:50 更新 : 2017.05.29 18:52
■どんな感じ?
標準のカリフォルニアTよりもシャープになっている。つまり、予想どおりなのだ。
しかしステアリングはクイックだが、あくまで軽く、後方の視認性もいい。ドアが大きいためキャビンに乗りこみやすく、全体のサイズもさほど大きくない。
ただ ‘楽に運転できる’ からといって、高速ドライビングを諦めなければならないということはない。標準のカリフォルニアTもハンドリング・スペチアーレも末恐ろしいほどに速いのだ。
ツイン・ターボV8ユニットは7500rpmにて544psを、4750rpmにて77.0kg-mを発揮。最高速度は315km/hに達する。屋根のあくグランド・ツアラーとしては十分以上の数値だといえよう。
ハンドリング・スペチアーレの場合、加速力も増している。フェラーリ信者がもっともカリフォルニアTに合っているというスポーツ・モード時の変速マナーがAT/MTモードともに変わっているからである。