ホンダ、重希土類を使用しないハイブリッド用モーターを発表

公開 : 2016.07.14 04:45  更新 : 2017.06.01 01:28

ホンダは、環境負荷の低減と、ハイブリッド・テクノロジーの安定供給を実現するため、レアメタルを用いないモーターをハイブリッド・モデルに採用する。

現在、新型NSXに採用しているモーターは、強力な磁力を持つネオジム磁石であるが、耐熱性を確保するためのジスプロシウム、テルビウムといったレアメタルが必要となる。これは安定調達や材料コストの面でリスクを抱えることになり、これまで課題になっていた。

こうしたマテリアルを使用しないことを決定したホンダは、ネオジム磁石を一般的な製造工法である焼結工法とは異なる熱間加工法により量産するダイドー電子とともに、高耐熱性、高磁力のネオジム磁石を共同開発。

さらにホンダは、この磁石に対応した新モーターを設計した。

このモーターは、今秋発売のアジア圏専用MPVモデル、ホンダ・フリードに初採用されるほか、今後、世界に展開するハイブリッド・モデルに搭載していくとされる。

おすすめ記事

 

人気記事