フォルクスワーゲン・ビートル・デューン1.2 TSI
公開 : 2016.07.15 05:50 更新 : 2017.05.29 18:56
これに合わせてバンパー形状や、LEDテールライトの変更を受けるだけでなく、ホエール・テール風のスポイラーや18インチのアロイ・ホイール、‘サンドストーム・イエロー’ と呼ばれるカラーも追加されている。
いってみれば ‘アップデート過多’ なのであるが、実際に目の前にすると、ハンサムでまとまりがある。
■どんな感じ?
一般道において、デューンは驚くほど洗練された走りを披露する。車高が高くなったことによってハンドリングが犠牲になっていたりすることもない。ボディ・ロールはミニマルでステアリングの重みも(センター付近は漠然としているが)最適。タイヤが外に張りだしていることもあって、コーナーにおけるグリップも不足はない。
18インチのアロイ・ホイールを履いているため、乗り心地そのものはゴルフほどよくないが、スピードがあがるほどにデューンは落ち着いた乗り味となる。英国の田舎道でも、十分なダンピングを行ってくれる。
エンジンは1.2ℓガソリン(105ps)と2.0ℓディーゼル(150ps)がラインナップされ、われわれは前者を試したが、低回転域から力強く、上の回転域でも気持ちよく回ってくれる印象がある。