シトロエンC4カクタス リップ・カール
公開 : 2016.07.15 05:30 更新 : 2021.03.05 21:43
シトロエンは、オーストラリアのサーフ・ブランドであるリップ・カールと協力して限定モデルを追加した。波に乗れるか転覆か? 英国の道で試す。
■どんなクルマ?
こちらはシトロエンC4カクタスの最新版。ビーチやサーフ・ウェアで有名なリップ・カールが手がけるおかげで、コーンウォールを走るこのクルマは、心なしか普段よりもクールに見える。
ドア・ミラーとルーフ・レールは白にペイントされ、‘Rip Curl’ と書かれたタトゥー(いや、本当はステッカーだ)がフロント・バンパーやCピラーに貼られている。17インチのダイヤモンド・カット・ホイールとグッドイヤーのマッド+スノー・タイヤも特徴である。インテリアは、オレンジのシートベルトとスピーカー周辺のディテール、フロア・マットのステッチが華やかさを加えている。
これらが目で見てわかる変更点である。
メカニカルの部分で特筆すべきは ‘グリップ・コントロール’ システムだ。端的にいうと可変式のトラクション・コントロール・システムであり、雪道や泥道、砂に覆われた道で効果を発揮する。
外装色は5色だが、そのうちグレーのみが無償設定できる。パノラミック・サンルーフ、バック・カメラ、オート・エアコン、リア・パーキング・センサー、ナビ、クルーズ・コントロールは標準の装備である。エンジンは2種。1.6ℓブルーHDi 100ディーゼルと1.2ℓピュアテック110 S&Sガソリンの2種。このページでテストするのは後者である。