第4世代のメルセデス・ベンツAクラス

公開 : 2016.07.16 04:50  更新 : 2017.06.01 01:28

2018年にデビューを予定している第4世代のメルセデス・ベンツAクラスのプロトタイプ・テストがドイツの路上でキャッチされた。W177というコードネームが付けられているこの第4世代は、広範囲にわたって再設計されているのが特徴だ。

アウディA3、そしてBMW 1シリーズのライバルとなる新しいAクラスは、MFA2プラットフォームを大きく修正したものが使用される。このモジュラー・ストラクチャーは、ルノーとの共同開発によるMFA1をベースに、フロアパンにより多くのアルミニウムを使用するなどして重量を軽減させたものだ。

今回捉えた写真からもわかるとおり、この新しいMFA2プラットフォームは、MFA1に比べてトレッドが広くホイールベースも長くなっている。このサイズ・アップは、現行のAクラスに不足していると言われているキャビン・スペースおよびブート・スペースを広くするために使われるという。

このMFA2プラットフォームは、Aクラス、CLA、CLAシューティングブレーク、GLA、中国専用の4ドア・サルーン、そしてGLBという名前の小型SUVモデルに使用される予定だ。

パワーユニットは、ルノーとの共同開発のものも含め、1.6ℓと2.0ℓガソリンおよび1.5ℓと2.0ℓディーゼルが搭載される。またプラグイン・ハイブリッドも予定されている。このハイブリッドについての情報が伝わってきていないが、どうやらエンジンとギアボックスの間にモーターを取り付けるタイプと、モーターをリア・アクスルに取り付けて後輪を駆動する4WDという2つの方式が検討されているという。

ギアボックスは、6速マニュアルが標準で、オプションとして9速デュアル・クラッチが用意されることになる。既存の7G-DCTにかわる9G-DCTは、燃費の改善とCO2排出量の低減のために採用されるという。この9G-DCTは最高51.0kg-mまでのトルクに対応できるという。

エクステリア同様、インテリアも一新される。新しいインフォテインメント・システムが採用されるが、モバイルWLAN、Apple Car PlayおよびAndroid Autoに対応し、メルセデス・ミーのサービスを受けられるという。エントリー・レベルのメルセデスと言えども、エレクトロニクス・プラットフォームはEクラスと共有するという。



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