■どんな感じ?

今回われわれに与えられたチャンスは、フランスにあるオート・サント・サーキットの数周のみという限られたものだったが、このコースは表情に富んでいるため、クルマのことをうかがい知ることができた。

特に感じ取れたのは、粘り強さ。たとえば硬いスプリングに起因するライド・クオリティの低下を露呈せずに、きちんとコーナーで粘ってくれるのである。

最新のフォード・フィエスタST200に比べると、ステアリングは軽く、のんびりとしているが、シャシーのチューニングはピリッとするほどのクイック志向であり、ミシュランのよく粘るタイヤがそれを助長している。