マクラーレン、15車種の新モデルを計画中
公開 : 2016.07.20 04:45 更新 : 2017.06.01 01:28
マクラーレンは、今後6年の間に、開発部門へ£10億(1386億円)もの投資を行い、15車種の新モデルをローンチする予定だ。そのうちの1台は、マクラーレンF1の新型(写真)と考えられる。
今年のジュネーブ・モーターショーで明かされた “トラック22” は、2022年までのストラテジーを掲げたものだ。その15車種には、シリーズ・モデルと限定モデルの両方があり、5年のライフサイクルで既存車種のすべてをリニューアルするという。
いずれの新型車も、スポーツ、スーパー、アルティメイトの3シリーズのもとにラインナップされ、ミドシップ・レイアウトのスポーツカーということになる。なお新型F1は、アルティメイト・シリーズに位置づけられる。
直近では、570Sスパイダー、P14のコードネームが与えられた650Sの新型が、来年登場する見込みだ。また、675LTの成功を受け、“LT” をサーキット専用サブ・ブランドとして扱う計画も進んでいる。
さらに、完全EVのハイパーカーも、アルティメイト・シリーズとして計画されている。
セールス・アンド・マーケティングのジョリオン・ナッシュは、われわれの取材に対し、「今回の計画から、650S Can-Amのような限定のスペシャル・モデルが、毎年1車種または2車種発表されると考えることができます。しかし、それ以上のものは予定しておりません。同じものがひとつとして存在しない車両を求める声は非常に多いのですが、そうしたモデルをあまりに多く提供するのは、いかがなものでしょうか」と答えている。
「2022年までに、少なくとも半分のマクラーレンのモデルが、ハイブリッド・テクノロジーを搭載します」と彼は続けるが、P14には次世代ハイブリッド・パワートレインを適用されない見込みだ。
ナッシュは「540C、570S、570GTのリニューアルまで、ガソリン-ハイブリッドのV6ターボは登場しないのでは?」ともほのめかした。
一方で、スポーツ・シリーズの高い人気が続くなら、さらにハードコアな “LT” モデルが計画される可能性は非常に高いとされている。
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