アウディA4オールロード・クワトロ3.0 TDI

公開 : 2016.07.21 05:50  更新 : 2017.05.29 18:13

■どんな感じ?

車高が34mmあがることで、スタンダードのA4アバントの乗り味とはまるで違っている。コイル長が長くなったことと乗り心地がやわらかくなったことがそう感じる理由であり、しっとりと落ち着いた印象が増している。

しかしながら、1970年代の映画に出てくるキャデラックほどではないにせよ、可変アンチ・ロールバーなどがついていないため、コーナーではスタンダードのA4よりもロール量が大きいと感じる。

これを嫌うならば ‘アウディ・ドライブ・セレクト・システム’ を介して可変ダンパー(オプション)のセッティングを引き締めるという方法があるが、ロールに対する不満が減る反面、荒れた路面では乗り心地が悪化する。

ステア・フィールは典型的なアウディのそれ。正確かつ(ダイナミック・モードでさえ)重みも適切だが、フィードバックそのものは、あまり充実していない。

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