■どんな感じ?

普段こういったクルマの試乗会は、オフロードといえども、きちんとしたコースが設定され、あまり極端なコンディションが選ばれることはないのだが、AT35の試乗会の場合、極めて過酷なルートを高い自由度で試せた。

われわれも遠慮せずにじっくりと2時間かけて、極限的なルートを選択。ベース車より125mmも車高があがっているため、凹みや切り立った岩場なども難なく突き進んだ。ベース車がギブアップするような道も、である。

車幅も大きくなっているため、仮に片方の車輪が泥濘にはまっても、もう片方がグングンと車体を前に押し進める。グリップを失ったりABSが作動することもない。