ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
公開 : 2016.07.25 05:40 更新 : 2017.05.29 19:21
611psのLP610-4に対して、このページの主役であるLP580-2の最高出力は580psで、最大トルクもまた2.1kg-m抑えられている。ピュアというからには車重だって軽い。両者のあいだで33kgの差がある。
同じく後輪駆動のガヤルドと異なるのは、LP580-2ではマニュアル・トランスミッションが選べないという点だ。7速デュアル・クラッチATのみがわれわれに与えられた選択肢。ペダルはふたつでいいのである。
サスペンション、ステアリングなど、電気によって制御されるシステムは、バランスを考慮してLP580-2専用に調整しなおされた。もちろん、これらの変更の目的は ‘ピュアであること’ のためである。
可変ダンパーもLP580-2の専用品。スプリングとアンチ・ロールバーがやわらかくなったのは、わかりやすい荷重移動を促すため。アクセル操作で挙動を容易に変えられるよう、スタビリティ制御系も専用設計である。