ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
公開 : 2016.07.25 05:40 更新 : 2017.05.29 19:21
■どんな感じ?
控えめという言葉を使ったが、LP580-2はランボである。ライバルと比べると硬いし、うるさいし、怒りっぽい。なめてかかると、チクリとトゲが刺さる。
どこかの批評文で、LP610-4よりも早い段階でピーク・パワーを発生するという文を読んだが、その回転域は8000rpm。8000rpmである。こちらを強調すべきだ。8000rpmといえば、これはかなり高い回転数だといっていい。それも8750rpmまでピーク・パワーはつづく。髪が逆立つ。汗が噴きだす。ピュアの次元が違う。
テスト車には標準のパッシブ・ステアリングが組み合わされており、手元には濃密なインフォメーションが伝わる。‘ストラーダ’ モードのアシスト過多な点は否定しないが、‘スポーツ’ と ‘コルサ’ の一体感は称賛すべき。
昨年の暮れのテストでは、あまりにクイックすぎる印象だったが、どうやらその後、調整されたらしい。サーキット上ではボディの動きをアジャストしやすくなった。