ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

公開 : 2016.07.25 05:40  更新 : 2017.05.29 19:21

ノーズの動きはフェラーリ488 GTBマクラーレン650Sと同じように身軽で、リアはエイペックスでアクセルを踏みこんだ途端に暴れはじめる。

速度が高ければ高いほど、スリップ・アングルのついたハンドリングは楽しさを増す。ただし、写真のようにスライドさせつづけるのは決して簡単ではない。

しかしだからこそ達成感があるというもの。LP580-2ほど鋭敏で(スキルさえあれば)コントローラブルなスーパーカーを見つけるのは簡単ではない。

■「買い」か?

「買い」。これを買うために、ロジカルな理由は必要ない。LP580-2はウラカンのなかでベストである。

英国の悪路ではLP610-4に負けないほどの動的な安定感もあった。凹凸もいなしていた。もちろんマクラーレンのような、まじないが掛かったような乗り心地ではないが、スリルを保ちながら、フェラーリ488 GTBよりも良好な乗り心地を示していた点も評価する。

サウンド、ルックスも素晴らしい。モダン・スーパーカーは、あるいはもっと複雑であるべきなのかもしれないが、それだけにランボルギーニ・ウラカンLP580-2の純血種が新鮮に感じられる。


ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

価格 £156,575(2,179万円)
最高速度 320km/h
0-100km/h加速 3.4秒
燃費 7.0km/ℓ
CO2排出量 278g/km
乾燥重量 1389kg
エンジン V型10気筒5204cc
最高出力 580ps/8000rpm
最大トルク 55.0kg-m/6500rpm
ギアボックス 7速デュアル・クラッチ


▶ 国内初試乗 / ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
▶ 海外初試乗 / ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
▶ 海外初試乗 / ランボルギーニ・ウラカンLP610-4

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