MG GSエクスクルーシブ

公開 : 2016.07.26 05:40　　更新 : 2017.05.29 18:06

シートはコマンド・ポジションとはいかないまでも、ほどほどに高い。スイッチ類はややごちゃごちゃとしているが使いづらさは感じない。

リア・ウインドウは下端が高い位置にあるため、後席は閉鎖感があるものの、足元、頭上のスペースは180cmの人間が前席に座った状態でも大きく確保されている。

後席を倒せば、ほぼフラットな空間が出現する。ちなみに後席は60：40の分割可倒式。リップ部分はあまり高くないが、開口部そのものは比較的小さめである。

■「買い」か?

このクルマの最大の強みである実用性とパフォーマンスはほかのグレードでも体感できる。また基本グレードから高まった価格分の価値は見出しにくい。デュアル・クラッチ・オートマティックも改善する必要がある。

もしFFかつオートマティックのSUVを好むならば、ルノー・キャプチャー1.2 TCe 120という手もある。MG GSに比べるとボディが小さいが、シートはスライドできるし、燃費もかなりいい。装備内容を£18,075(247万円)で実現させたという点も、GSより評価できる。