アルピーヌのデザイナーへの一問一答
公開 : 2016.07.28 04:20 更新 : 2017.06.01 01:28
アルピーヌ・ビジョンの派生モデルに関する取材のなかでデザイナーであるアンソニー・ヴィラインとの一問一答形式のインタビューが実現した。
スポーツカーづくりに関する経歴を
――4年前、クリオとキャプチャーのプロジェクトを離れアルピーヌにジョインしました。小さなチームですけど、そのぶんあらゆる側面に集中して取り組めます。
デザイナーという観点から、アルピーヌのブランドを構築するのは、実にやりがいがあることですね。すべてをチーム内でおこないます。ほかとはまったく異なるプロジェクトですから。
プロジェクトは開始直後はどんなことを?
――まずわれわれは、ミニカーのコレクターになりました。20種類のアルピーヌを買い、ペイントやスケッチ、写真撮影をしいましたね。
このおかげで、数々のモデルに隠されている、共通した部分を見つけられました。同時にヘリテージを学びました。なかでも、もちろんA110は特別な存在ですね。
実際に学んだことは?
――コンパクトであること、軽いこと、素早く走れること。そしてエレガンスであること。ただし複雑であることはナンセンス。レースカーのようにピュアであるべきだと思っています。
われわれが作ろうとしているのは、アルファ・ロメオ4Cとは違うクルマですから。ひとつのことが優れているだけではダメなのです。
試作品1号車が完成して、気分はいかがですか?
――1号車はファクトリー内に置いてあります。わたしが皆さまにお伝えできるのは、このクルマには魂が宿っているということ。これこそがひとつのゴールです。アルピーヌは美しい。そして機能一辺倒ではない。ヒストリーの強い香りがし、なおかつ極めてモダンなのです。
▶ 海外ニュース / アルピーヌ、コンバーチブルを追加か
▶ 海外ニュース / アルピーヌ・ビジョンを公開