フォルクスワーゲン・ティグアンR-ライン2.0 BiTDI
公開 : 2016.08.01 05:50 更新 : 2017.05.29 18:56
もっともパワフルなディーゼル搭載車のパフォーマンスは圧巻。けれど、もっと安い金額で優れたクロスオーバーを買えることを知っておくべき。
■どんなクルマ?
2.0ℓツイン・ターボが240psを生みだすフォルクスワーゲン・ティグアン2.0 BiTDIは、新型のラインナップのなかでもっともパワフルな最上位モデルだ。
ほかには快適性重視のSELと、よりスポーティなR-ラインが脇を固め、4モーションと呼ばれる4WDシステムと7速DSG(いずれも標準)が付加価値を与えている。
メルセデス-AMG GLA45が380ps。アウディRS Q3が339ps/367ps。これらの数字を見てしまうと、ティグアンの数値は霞んでしまうが、いずれもパフォーマンスを優先したハイエンド・モデル。
たとえばサイズが近い、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツやレンジローバー・イヴォーク、BMW X1 xDrive 25dに比べるとはるかにパワフルである。
魅力的なのはパワーだけでなく、15.6km/ℓの燃費や167g/kmのCO2排出量も、だ。優れた数値につながったのは、燃料噴射圧とシリンダー・ヘッド、ヘッド・ガスケットを専用品として開発したからである。